ナノ加工 技術コラム

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2024.03.18

超精密加工に使用される単結晶ダイヤモンド工具

超精密 微細加工.comで行うようなナノレベルの超精密加工を行うためには、一般的な刃物は使用されません。なぜなら、一般的な刃物では、刃先を顕微鏡などで確認すると刃先がガタガタになっており、このような刃先では当然ながらナノレベルの超精密加工は実現できないためです。

このような理由から、一般的にナノレベルの超精密加工においては、刃先を鋭利に仕上げることができる材質、すなわち単結晶のダイヤモンド工具が使用されます。今回は、実際に当社が超精密加工の領域で使用しているダイヤモンド工具に焦点を当て、具体的にどんな工具を使用しているのかをご紹介します。是非、最後までご確認ください。

 

ダイヤモンドボールエンドミル

こちらは、ダイヤモンドボールエンドミルです。一般的な超精密マシニング加工(穴加工・彫込み加工等)に用いられます。実際に当工具を使用した加工動画を下記にてご紹介していますので、是非ご覧ください。

ダイヤモンドラジアスエンドミル

こちらはダイヤモンドラジアスエンドミルです。主に平面加工に用いられます。

 

V溝加工専用ダイヤモンドエンドミル

こちらは、V溝加工専用ダイヤモンドエンドミルです。その名の通り、V溝加工に用いられる工具です。ただし、V溝加工は、後述するVバイトで引き切り加工を行うケースもあります。

 

ダイヤモンドRバイト

こちらは、ダイヤモンドRバイトです。超精密旋盤加工に使用されます。実際に、ダイヤモンドRバイトを使用している加工動画を下記にてご紹介します。是非、ご覧ください。

ダイヤモンド剣バイト

こちらは、ダイヤモンドVバイトです。一般的に超精密旋盤加工に用いられます。また、溝が求められる製品で使用することもあり、シェーパー加工(引き切り加工)を行います。実際にこのダイヤモンド剣バイトを用いて、高速溝加工を行っている様子は下記よりご覧いただけます。

ちなみに、これらの超精密加工に使用される工具は、いくらダイヤモンドで硬度が高いといはいえ、ナノレベルで摩耗していきます。当然のことながら、超精密な加工であるため、少しでも摩耗すると、ワークに大きな影響を及ぼします。そのため、定期的に削ったワークを確認し、精度のブレを確認し、補正をすることが必須といえます。

 

超精密加工なら、超精密 微細加工センター.comにお任せください

超精密加工ではどんな工具を使用しているかをお分かりいただけたかと思います。当社では、長年培ってきたナノレベルの超精密加工技術、±0.1℃の温度管理に設置された各種ナノ加工マシンはもちろんのこと、各種検査・測定設備も完備しております。ナノレベルの超精密加工のことなら、安心して当社にお任せください。

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