ナノ加工 技術コラム

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2023.09.22

樹脂レンズの超精密切削加工もお任せください

プラスチック製のレンズなどの樹脂レンズは射出成形等で生産されることが一般的です。そのため、当記事をお読みの皆様の中にも、
「樹脂レンズの製作=成形」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、レンズを試作する際の小ロット生産は、超精密切削加工でも樹脂レンズの製作に対応することができます。
ジュラロン工業では、成形による樹脂製レンズの大量生産はもちろん、レンズ試作など、レンズの小ロット生産も超精密切削加工によって対応しております。

 

ここでは、当社が超精密切削加工で樹脂レンズを製作する際の特長を3つご紹介します。

樹脂切削レンズ

特長1:磨きレス加工で鏡面を実現

試作レンズで光学的な検証を行う際、レンズの表面粗さに加えて、形状精度が十分でないと有用なデータを得ることはできません。
一般的な切削加工は、切削加工後に研磨加工を行います。そのため、表面粗さは向上しますが、形状精度が乱れてしまい、結果的にレンズの品質が低下してしまうことがあります。

 

このような課題を解決するのが、当社の磨きレス切削加工です。当社の最先端の機械と技術を用いることで、切削加工のみで鏡面と高度な形状精度を実現することができます。さらに、磨き加工の工程とコストを削減することができるため、お客様の生産性向上にも貢献しています。(下図は参考図です。)

 

特長2:独自技術で光軸のずれを最小限(1~2μm程度)に抑制

樹脂製の光学レンズにおいて、光軸の微妙なずれは、像の歪みや、解像度の低下、焦点のズレなど、レンズの性能に大きな影響を与える可能性があります。
光軸のズレは、レンズの大きさや精密性によって影響度合いもことなるため、レンズ製作時には細心の注意が求められます。

当社では、独自の切削技術から、この光軸のずれを最小限(1~2μm程度)に抑えることができます。

 

特長3:蒸着処理も一貫対応

当社では、レンズの切削のみならず、真空蒸着にも対応しています。
蒸着までを社内で一貫対応することにより、輸送や情報共有といった工程を省くことができ、納期の短縮が可能となります。

さらに、切削から蒸着工程を自社で対応することで、各工程間での品質のばらつきを最小限に抑え、製品の品質をより厳密に管理することができます。

樹脂製レンズの切削加工も当社にお任せください

 

いかがでしたでしょうか。今回は樹脂製レンズの切削加工について当社の特徴をご紹介しました。
当社の成形が一般的であった樹脂製レンズの製作ですが、成形・切削加工、最適な方法で製作することが可能です。

 

超精密・微細切削加工.comを運営していますジュラロン工業では、上記の特徴を活かし、樹脂製レンズを切削加工で製作した実績が多数ございます。
樹脂製レンズ設計、製作のご依頼を頂きましたら、最適な加工方法のご提案、試作品の製作などでお客様の樹脂製レンズ製作をお手伝い致します。

「樹脂製レンズを製作してほしい」「樹脂製レンズの設計を考えている」という方はお気軽にご相談ください!!

 

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